為替の変動相場制について

為替の変動相場制と固定相場制について、もう少し詳しく説明しましょう。
まずは、変動相場制から。

変動相場制が承認されたのは、1976年のIMF暫定委員会でのことです。
ジャマイカのキングストンでのことだったので、「キングストン体制」と名がつけられています。

変動相場制の特徴としては、国民所得を良くしようと閉鎖経済体制の国が財政支出を増加のためなのですが、これには国民所得が上がることにもなりますが同時に金利も上がることになります。
逆に解放経済体制の国においては、世界基準金利よりも小国の金利が上回ってしまうため、その小国の為替を国際資本が買い取らなくてはなりません。
国際資本が流入すると通貨高が起こります。
マネーサプライの効果は国内ではありません。
通貨高が起こると、純輸出と共に国民所得が減少し、その結果金利も低下します。
金利の低下は世界基準金利と並ぶまでになり、結局のところ財政支出による効果が相殺されるのが、この変動相場制です。

また、金融政策においては、上記と同じく閉鎖経済体制の国が金融を緩和させようとすると、国民所得やマネーサプライは増加しますが、逆に金利は低下します。
そして開放経済体制の国はというと、小国の為替を国際資本が売らなくてはなりません。
こうしてもたらされるのは、国際資本の流出による通貨安です。
通貨安が起こると、純輸出と国民所得が増加し、結果金利は上昇。
こちらも世界基準金利に並ぶまでとなり、金融政策の効果は相殺どころか上積みとなるのです。

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